ゴルフコースインターンシップに参加して
僕は2012年の2月から2ヶ月ほどゴルフコースのインターンシップのプログラムに参加した。大学の1年が終わった後の春休みを利用した。はじめの4週間はシドニーの英語学校に入って一般英語を学んだ。シドニー大学の近くにある英語学校でいろいろな国の学生が集まっていた。アクティビティもいろいろとあって友達がたくさんできた野がよかった。
3月に入ってから4週間、ゴルフコースのインターンシップに参加した。ゴルフコースはシドニーの北部住宅街の中にある比較的フラットなコースでセミパブリックというメンバー制でもあり一般の人もラウンドできるコースだった。
はじめの2日間はゴルフコースのスタッフが何を言っているかほとんどわからなくて何度も聞き返した。はじめはこれでは首になるかなと心配した。4-5日してようやく何を言っているのかがなんとなくわかるようになってきた。忙しいときは電話にも出たがまったく相手の話が理解できまなかった。毎回がJust
a moment pleaseの連発でマネージャーを呼びに行ってた。それでもクラブハウスのスタッフはフレンドリーだったし親切にしてくれた。はじめて相手の電話の話が聞き取れたと思って名前を聞いたら日本人だったのを今でも覚えてる。週末のゴルフの予約だった。
僕のクラブハウスでの仕事はゴルフショップの商品の在庫管理と整理だった。これはあまり英語を使わなくてもよかったので比較的に気楽にできた。楽しい仕事はクラブハウスのマネージャーとゴルフカートに乗ってコースの見回りに行くこと。緑の中にいると自然と気持ちがなごむ。カートを運転しながらマネージャーはいろいろなことを話してくれた。クラブハウスの仕事だけでなく彼の家庭のこと、オーストラリアの文化、習慣とかいろいろと話してくれた。マネージャーの話はなんとなく自分でも理解ができた。
手が足りないときにはクラブハウスのカフェの手伝いもした。はじめてコーヒーをいれることを教えてもらった。カフェで声をかけてくれた70歳過ぎのメンバーの人には自宅の食事に誘ってくれた。このときがはじめてホームステイ以外のオーストラリア人の家庭を見ることができたときだった。このフレンドリーなオージーのおじいさんとは2度ほど一緒にコースを回った。
ゴルフカートを洗ったり、コースの芝の修理とか、時には子供たちのゴルフレッスンの手伝いもした。
仕事が終わるのがだいたい2時ごろでこの時間からコースをラウンドすると日が沈むまでに18ホール回れた。忙しいときは3時ぐらいまで仕事を手伝ったが3時からだと11ホールか15ホールで日没になった。それでも毎日コースを回ることができるのが信じられないくらい楽しくまた貴重な体験ができたと思う。
週末は英語学校のディレクターの人が時々別のゴルフコースへ連れて行ってくれた。いわゆる名門といわれているコースも2回ほど連れてってもらった。ラッキーだったと思う。普通のコースは40ドルから50ドルぐらいで回れる。これでも日本に比べると安い。名門コースは80ドルから150ドルぐらいする。シドニーはゴルフ天国でいたるところにゴルフコースがある。いつか自分もこの国に住みたいと思った。
英語学校で友達になった韓国の学生も時々遊びに来てくれて仕事が終わってから一緒にコースを回った。日本に帰ったらぜひ韓国にも行ってみたいと思った。韓国のゴルフコースも日本と同じように高いらしい。シドニーはハーフであれば20ドルぐらいで回れるので彼も驚いていた。
最後の日はクラブハウスのスタッフがBBQをやってくれた。カフェのスタッフとかメンバーの人も声をかけてくれて本当にうれしかった。自分が卒業して社会人になったら始めての休暇はこのシドニーに戻ってきたい。
菅原和人(仮名)
マイワールドメイトからのコメント
大学のゴルフ部の彼にとっては英語環境の中で海外で仕事体験ができ、しかも毎日ゴルフができるこのプログラムはピッタリだったかもしれない。